フィリピンのHIV感染者・エイズ患者について情報をお伝えします。

私は仕事で台湾やシンガポール、タイ、香港などには何度も行きましたが、とうとうフィリピンだけは縁がありませんでした。フィリピンというと治安が悪いイメージがあるのですが、どうなんでしょう。身近にフィリピンに行った人もいなくて実状がよく分かりません。

今回はネットで見つけたフィリピンのHIV・エイズ事情をあなたにお伝えしたいと思います。

◇日本より多いHIV感染者!

まず、フィリピンの人口をご紹介しておきます。

●フィリピンの人口 約9千400万人。(2010年)

日本の人口が1億2千500万人ほどなので、フィリピンは3千万人ほど少ない計算になります。

さて、日本よりも人口が3千万人少ないフィリピンですが、HIV感染者は日本よりかなり多くなっています。2010年、2011年の実績を日本と比較してみて見ましょう。⇒『グローバルエイズ』から

●フィリピンの新規HIV感染者

2010年 1,591人(日本 1,544人)

2011年 2,349人(日本 1,529人)

日本の新規HIV感染者数は新規エイズ患者も含んでいます。同じようにフィリピンの新規HIV感染者数には新規エイズ患者数が含まれていると思います。

さて、この数字を見ると、2010年には日本とほぼ同数のHIV感染者数が、2011年になるといっきに増えて日本の1.5倍以上です。

更に2012年はもっと増加傾向にあります。

2012年 2,150人(1月~8月)

何と1月から8月で2011年の年間感染者数に迫ろうかという勢いです。このままのペースだと2012年は3,000人を超すかも知れません。

しかも、実際のHIV感染者数はこれよりもっと多いと言われています。フィリピンでは日本以上にHIV感染者、エイズ患者への差別や偏見が強いので、HIV感染を人に知られるのを嫌がって検査を受けない人が大勢いるのです。その結果、HIV感染の可能性が高い人ほど検査を受けないという危険な状況にあるそうです。

◇献血で見つかったHIV感染

また、フィリピンではこんなデータもあります。ことし1月から8月までに行った献血からHIV感染が見つかった件数が167件だそうです。これは年間ペースに計算すると250件になります。

日本では凡そ90件から100件くらいが報告されています。ただし、献血者は500万人以上います。フィリピンの167件が、いったい何人の献血者の結果ななのかが不明です。これは私の予想ですが、日本より献血者はかなり少ないのではないでしょうか。

そう考えると潜在的なHIV感染者数は日本よりかなり多いと推測されます。

これから年末年始にかけてフィリピンへ観光でお出かけのあなた。くれぐれもHIV感染にはご用心下さい。誘惑は多いかも知れませんが。

*保健所や病院に行かなくてもHIV検査は可能です

■自宅でHIV検査体験記