日本国内のHIV感染者、エイズ患者における、外国人比率はどの程度でしょうか。

それをエイズ動向委員会の2010年報告書からデータを引っ張り出して、グラフ化してみました。

まず、2010年時点で、日本国内に滞在する外国人は、凡そ213万4千人で、人口比率で言う
と約1.6%にあたります。(旅行者を除く)

◇新規HIV感染者における外国人比率

分類 2010年(全体における比率) 過去10年累計(全体における比率)
外国人男性 59人 (5.5%) 626人(7.2%)
外国人女性 19人(1.8%) 326人(3.7%)

◇新規エイズ患者における外国人比率

分類 2010年(全体における比率) 過去10年累計(全体における比率)
外国人男性 29人(6.2%) 388人(10.0%)
外国人女性 4人(0.9%) 181人(4.7%)

こうして改めて新規HIV感染者、新規エイズ患者の人数を見てみると、けっこう多いですね。

たまにメディアで流れるHIV感染者の人数はたいてい外国人が含まれています。

例えば、2010年の新規エイズ患者は469人で過去最多だったのですが、そのうちの29人は
外国人だったのです。

では、次に過去10年間のHIV感染者、エイズ患者の推移をグラフで見てみましょう。

◇新規HIV感染者における外国人の推移


グラフを見ると、男性はほぼ横ばい、女性は減少傾向にあることが分かります。

◇新規エイズ患者における外国人の推移


エイズ患者については、男女ともに減少傾向にあるようです。ただ、2010年に男性の
エイズ患者が増えているのが気になります。

このように、新規のHIV感染者、エイズ患者における外国人の比率はけっこう高いものが
あります。

少なくとも滞在人口比率が1.6%ですから、それから見ると2倍から4倍くらい多いと
言えます。

こうした外国人HIV感染者の実態を受けて、外国人の相談窓口も設けられています。

例えばこちら。

◆HIV検査相談マップ
厚生労働省の関連団体が運営するサイトです。
保健所などの情報もありますが、それより電話相談の窓口が充実しています。

電話相談窓口
男性同性愛者専用、女性同性愛者専用、外国人専用など、非常に細かく窓口が分類
されています。どんな悩みでも相談できます。

HIV感染者が増加傾向にある日本においては、こうした外国人感染者のフォローもしっかり
行う必要があるのではないでしょうか。

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