HIV検査は保健所がお勧め

あなたがHIV検査を受けるとき、私が最もお勧めするのは保健所です。無料匿名だし、スタッフが何かとフォローしてくれます。

でも・・・

HIV感染の不安を持ちながら、保健所にも病院にも行けない人がいます。そんな人はどうすればいいのでしょうか?

◇現実には保健所でHIV検査が出来ない人がいます

HIV検査を受けるなら保健所が最もお勧めなのですが、でも保健所ではHIV検査を受けたくない、受けられないと思っている人がいます。どんな人かと言えば、

1.もしかしたら検査結果が陽性かも知れないと思うと、HIV検査が怖くて保健所に行けない。

2.最寄の保健所が場所的に遠くてその上平日の昼間しかHIV検査をしてなくて、仕事が忙しくて行けない。

3.保健所に行くのは世間体が気になる。恥ずかしい。気まずい。知った顔に出会いそうな気がする。

私が自分の体験や知人の例から知っているのはこの3つのケースのいずれかの理由です。まず、1番ですが、これが最も深刻な理由です。なぜなら、保健所に限らずHIV検査そのものが受けられないのですから。

私もHIV検査で陽性と出るのが怖くて、3ヶ月間悩み続けた体験があります。その私がどうやってHIV検査を受けることが出来たかと言えば、こう考えることが出来たからです。

「私にとって最も怖いことはHIV検査で陽性となることではない。HIV検査を受けずにいきなりエイズを発症することだ。」

今の抗HIV医療ではエイズ発症前にHIV感染が分かれば、薬でエイズ発症を防ぐことが出来ます。だから出来るだけ早期にHIV検査を受けること、これが何より大事です。

次に2番目の理由ですが、これは単なるHIIV検査を受けない言い訳です。本気で検査を受けようと思ってないだけであり、HIV検査の重要性に気づいていないのです。優先順位が間違っていると言ってもいいかも知れません。

仮にあなたの最寄の保健所が遠くても、あなたの仕事が大変忙しくても、いったいそれがどれほどの障害となりうるでしょうか。もし、あなたが運悪くHIVに感染していたらと考えてみてください。HIV検査を受けずに放置していれば、かなり高い確率で数年後にエイズを発症するのです。あなたにとって、あなたの命より大事なものがありますか?

さて、最後に3番目の理由です。HIV検査を受ける気持ちはあるのだけど、どうしても保健所に行くのは世間体が悪いとためらってしまう人たちがいます。私の知人もこの理由でなかなかHIV検査を受けずにいました。

私や、私の知人のように50歳を超えた年齢になると、やはり保健所には行きづらいものです。若い男女なら平気でも中高年はバツの悪さを感じてしまいます。私の知人は50代の主婦であり、

「なぜこんな年齢の女性がHIV検査を受けにくるのか?」

と詮索されるようで絶対に保健所には行きたくないと言っていました。保健所の人は大勢を検査するのだから、いちいちそんなことを詮索するものか、そういう意見もあるでしょう。でも、知人女性が住む町は地方の小さな町で、人口が3万人程度、HIV検査は月に3回、平日の昼間だけです。

HIV検査を受ける人の数はとても少なく、目立つのです。だから彼女が世間体を気にするのも分かります。

でも、せっかくHIV検査を受ける決心までしたのに、世間体を気にしてHIV検査を受けないのはとても残念なことです。むろん、HIVに感染している可能性だってあるわけで、検査を受けないことは危険でもあります。

◇HIV検査は自宅でも可能です

HIV検査を受けるなら保健所が最もお勧めなのですが、どうしても世間体が気になって保健所に行けない人には、自宅でHIV検査を行う方法があります。それが、HIV検査キットを使う方法です。

先ほど出てきた場所的に遠いとか、仕事が忙しくてとか、言い訳していた人も検査キットなら問題ないはずです。

とにかく、早期のHIV検査はエイズ発症を防ぐための救命的検査なので、保健所にどうしても行けないのであれば自宅でもいいから早期に検査をすることが大事です。

私は保健所でHIV検査を受けたのですが、事情があって保健所の前に自宅でHIV検査キットを使いました。私はそれまでHIV検査キットなるものが世の中に存在することさえ知りませんでした。

そもそも、HIV検査は血液検査です。それが自宅でできるなんて、想像もしていませんでした。しかし、世の中には便利なものがあるものです。

では、HIV検査キットをご存じないあなたのために、ごく簡単にどんなものか説明致しましょう。まずは写真をご覧下さい。


HIV検査キットSTDチェッカーTypeJ


この写真のHIV検査キットは、

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

です。この検査キットは、私と、私の知人も使いました。検査キットと言っても、箱の中身はランセット(写真でピンク色のパーツ)とろ紙が入っているだけで、あとは取説や検査申込書などの書類です。

どうやって使うかと言えば、

1.ランセットであなたの指の先端に、ほんのわずか小さな傷をつけて出血させる。(ほとんど痛みはありません。安心、安全です)

2.それをろ紙に吸い取らせて、STD研究所に送り返す。(個人情報は不要です。匿名検査になります)

3.実際のHIV検査は登録衛生検査所で行います。保健所や病院からの検査依頼も受けている、信頼性の高い検査機関です。

4.あなたの検査結果は、あなたが自分で決めたパスワードによって、あなた専用のウェブサイトで確認できます。あなたの検査結果を知っているのは、世界中であなただけです。

この検査方法は、ドライスポット法によるHIV抗体検査(PA法)と呼ばれるやり方で、郵送検査として一般的に使われている信頼性の高い検査です。どうしてろ紙に吸い取らせた血液で検査が可能かと言えば、それはHIVの抗体があるかないかを判定する抗体検査だからです。直接ウイルスを見つける検査ではありません。

抗体検査そのものは保健所でも病院でも同じです。一番広く行われているスクリーニング検査(一次検査)の方法です。ただ、保健所や病院は生の血液で検査を行い、HIV検査キットではろ紙に吸い取らせた血液で行います。

■この検査キットの信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性

◇HIV検査キットのメリットとは?

HIV検査キットの最大のメリットは、その匿名性にあります。誰にも知られず、誰にも会わずにHIV検査ができて、しかも検査結果を知っているのは世界中であなただけです。また、自宅で自分の都合がいい時に検査ができる利便性にも優れています。

では、HIV検査キットのメリット、デメリットを保健所、病院と比較する形で再度説明致します。表1をご覧下さい。

表1.保健所・病院・検査キットの比較

比較項目 保健所 病院 検査キット
費用 無料 3000円から7000円 3000円から5000円
匿名性 匿名検査 原則匿名不可 匿名検査
信頼性 あり あり あり
利便性 保健所によっては悪い。 病院の診療時間内のみ 高い
サポート体制 スタッフサポートあり 病院によって差がある 基本的になし
メリット 無料でサポート体制あり 病院によっては、検査結果が陽性ならそのまま治療に入れる。 匿名性と利便性の高さ
デメリット 保健所によっては、平日の昼間だけだったり、月に数回しか実施していなかったりする。

また、匿名検査ではあるが、対面検査であり、これを気にする人も多い。
病院によっては十分な検査体制が整っていないケースあり。例えばプライバシーの配慮など。。 結果が陽性だったとき、改めて保健所か病院へ行く必要あり。

国内に10社ほど販売会社があり、品質を自己責任で選ぶ必要がある。

HIV検査キットは利便性と匿名性は高いのですが、もしも検査結果が陽性であったとき、確認検査が出来ません。改めて保健所や病院に行って確認検査を受ける必要があります。

また、基本的に医療サポートを受けることは出来ません。メール、電話による質問や相談は可能ですが、内容的な制約があります。結局、HIV検査キットは購入した人の自己責任で使うことが原則です。

ただし、HIV検査キットの信頼性や安全性の説明、検査の受け方などは親切丁寧に教えてくれます。また、万一検査結果が陽性だったとき、信頼できる医療機関の紹介をしてくれます。

ここであなたに知っておいて欲しいのは、HIV検査キットで行う検査はスクリーニング検査だということです。検査結果が陰性ならそれは確定しますが、陽性であった場合には偽陽性の可能性があり、本当にHIVに感染しているかどうかは分かりません。確認検査が必要です。確認検査でも陽性になれば確定します。

すなわち、あなたがHIV検査キットで検査して、もしも陽性になってもそれでHIV感染が確定するわけではありません。これが確定するような検査だと、医療サポートなしというのはちょっと怖いかも知れません。

「HIV検査キットで陽性判定になれば、結局保健所や病院に行くことになるのなら、最初から保健所や病院に行く方がいい。」

そう思うあなたは、それが正解です。ですから、最初に申しあげたように、HIV検査は保健所が最もお勧めなのです。そう思う人は最初から保健所でHIV検査を受けて下さい。

でも、そうは思えないあなた、決心できないあなたは、まずは検査キットを使ってでもHIV検査を受けて欲しいと思います。どんなに世間体が気になっても、対面検査が嫌だと思っていても、検査キットで陽性判定が出れば保健所で検査を受ける決心がつくのではないでしょうか。

ちなみに2008年の実績では、HIV検査キットを利用した人は年間に45,000人以上いました。保健所などでのHIV抗体検査件数が約130,000件ですから、自らHIV検査を受けようと思った人の4人に1人は検査キットを使った計算になります。(たぶん、自主的検査で病院を使う人は少ないだろうと仮定しました)

◇最後にあなたに注意して欲しいこと

匿名性と利便性に優れたHIV検査キットですが、あくまでも利用はあなたの自己責任です。それだけに安全性、信頼性の高い検査キットを選んで下さい。現在、国内にHIV検査キットの販売会社は10社ほどありあすが、どこも同じ安全性、信頼性だとは思えません。(あくまでも私の個人的見解です)

例えば、

●販売会社のホームページに、検査の信頼性について詳しい説明がない。

●販売は国内だが、製造元、及び検査判定を海外で行う検査キットがある。

●陰性か、陽性か、判定まで自分で行う検査キットがある。

●採血の方法が難しい検査キットがある。

こうした検査キットは私には使う気になれません。信頼性の裏付けとなる実績、根拠が希薄で誤判定が怖いです。私が自分の検査キットを選ぶとき、かなり時間をかけて慎重に安全性、信頼性をチェックしました。

そして選んだのが、

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

でした。

私が調べたところ、国内で一番最初に性感染症の郵送検査をパッケージ化したのは、STD研究所です。更に検査キットの匿名検査を始めたのもSTD研究所が一番最初でした。性感染症の検査キットでは老舗として経験豊富、いろんなノウハウを積み重ねているはずです。

あなたも一度、各HIV検査キット販売会社のホームページを比較してみてください。一目瞭然、ダントツでSTD研究所が情報量が多くて私たちの知りたいこと、不安に思うことの説明が詳細に載っています。

以上、あなたにHIV感染の不安があって、HIV検査を受けようと思うとき、どうしても保険所には行きたくないと思うならあなたの自宅でも検査は可能です。HIV検査キットのメリット、デメリットをよく確認した上で、安全性、信頼性に問題のない検査キットを選んで下さい。

■自覚症状なし!あなたの不安を解消するのはHIV検査だけです。
■STDチェッカー タイプJ(男女共通)
HIV検査専用の検査キットです。

■重複感染でより重症化したり進行が早まったりすることがあります。
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HIV・梅毒・B型肝炎。重複感染の多い性感染症を3つ同時検査出来ます。

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■実際に使った人の声(6606件の声)