保健所におけるHIV抗体検査は2008年(平成20年)の177,156件をピークにここ数年は13万~14.5万件程度で推移しています。

保健所HIV検査
■保健所におけるHIV抗体検査の件数

その一方で、自宅で使えるHIV検査キットは年間に7万7千個以上も使用されており、利用者は増える一方です。

この現象が何を物語っているかと言えば、1つには保健所HIV検査の利便性が悪いので止む得ず有料の検査キットを買ってHIV検査を受けているのではないかと言うことです。

そこで、北海道から九州まで、10都市をピックアップして保健所におけるHIV検査の実施要項を調べてみました。人口の多い大都市、人口の少ない地方都市、取り混ぜて調べてみました。

調べてみるとやはり利便性がいいとは言えない現状がありました。むろん、保健所のHIV検査は税金を使って行われており利便性だけを重視してコストを無視する訳にもいかないでしょう。

国や地方の財政難を考えると、恐らくこれから先も保健所におけるHIV検査の利便性が大きく改善されることはあまり期待出来ないように思います。

だとすると、自宅でいつでも使えるHIV検査キットの需要はますます高まっていくのでしょうか。

なお、保健所の現状調査は2016年5月3日現在です。そして原則的、基本的な実施要項のみ拾っています。特別に実施されるHIV検査は含んでいません。

あなたが保健所でHIV検査を受ける時は各保健所のホームページや電話で検査日時や予約の要、不要など最新情報をご確認下さい。

1.札幌市(194万人)

■検査日時
●平日 各検査場所ごとに曜日と時間は異なるが、どこも月に2回のみ。
●夜間 月に1回(18:00~19:30)
●休日 年に2回のみ

■通常検査/即日検査
●平日のHIV検査は通常検査(検査結果は1週間後)
●夜間、休日は即日検査(1時間ほどで検査結果が出る)

■検査予約
●HIV検査の予約が必要。

■利便性は?
平日は月に2回のみだし夜間は月に1回、休日に至っては年に2回のみです。HIV検査を受けようと思えば仕事や家庭の用事を相当やりくりしないと難しいですね。

 

2.秋田市(31.6万人)

■検査日時
●平日 第2金曜日(午前)、第3木曜日(午後)
●夜間 第4木曜日
●休日 なし

■通常検査/即日検査
●通常検査

■検査予約
●HIV検査の予約が必要。

■利便性は?
平日は月に2回のみだし夜間は月に1回、休日のHIV検査はありません。そして検査は通常検査のみなので、保健所には2回行く必要があります。相当利便性が悪いですよね。

3.東京都(南新宿検査)

■検査日時
●平日 毎日
●夜間 毎日
●休日 土日も実施。祝日(11月23日は除く)、振替休日、年末年始のみお休み。

■通常検査/即日検査
●通常検査

■検査予約
●HIV検査の予約が必要。

■利便性は?
さすが東京、さすが新宿って感じですね。予約は必要だけど祝日、振替休日、年末年始以外は毎日HIV検査を行っています。しかも夜間も実施しているので利便性は高いですね。ただ、残念なことに検査は通常検査なので検査結果を聞くために2回足を運ぶ必要があります。

 

4.福井市(26.5万人)

■検査日時
●平日 第1、3、4、5月曜日(14:00~16:00)通常検査 予約不要
・・・ 2月曜日(9:00~10:30)即日検査 要予約
●夜間 第4火曜日(17:00~19:00)通常検査 要予約
●休日 なし

■通常検査/即日検査
●上記

■検査予約
●上記

■利便性は?
大変失礼な言い方ですが、地方都市としてはまずまず利便性いい方だと思います。平日に月5回の検査日、夜間も1回あります。

 

5.名古屋市(226.4万人)

■検査日時
●平日 市内16か所で毎週1回 時間は各検査所ごとに異なる。予約不要。通常検査。
●夜間 名古屋市千種保健所(毎月第2金曜日)、中保健所(毎月第3木曜日)予約不要。即日検査。
●土曜 中保健所(毎月第1、第3土曜日)要予約。即日検査。
●日曜 栄ナディアパーク(毎月第2、第4日曜日)要予約。即日検査。

■通常検査/即日検査
●上記

■検査予約
●上記

■利便性は?
場所は限定されますが、夜間、土日対応をしてくれて、しかも即日検査なので利便性が高いですね。

 

6.大阪市(266.5万人)

■検査日時
●平日 市内3区役所で毎日実施。ただし区役所ごとに実施日は異なる。予約不要。通常検査。
●夜間 chot CASTなんば 毎週火曜・木曜(18:00~20:00)予約不要。通常検査。
●土日曜 chot CASTなんば 日曜日のみ要予約。即日検査

■通常検査/即日検査
●上記

■検査予約
●上記

■利便性は?
平日の昼間だけでなく夜間、及び土日対応もありますが、検査場所が少ない気がします。大阪市の人口からすると足りなくないですか?外から見てるとホントのところは分かりませんがそんな気がしました。

 

7.鳥取市(19.7万人)

■検査日時
●平日 毎週月曜日(13:30~15:30)
●夜間 なし
●休日 なし

■通常検査/即日検査
●通常検査と即日検査の両方あり

■検査予約
●要予約

■利便性は?
平日の月曜日2時間だけの検査です。う~ん、やはり利便性が悪いと思います。

 

8.高知市(34.3万人)

■検査日時
●平日 毎週月曜日(15:30~16:30)予約不要。通常検査。
●夜間 毎月第3月曜日(17:30~18:30)要予約。通常検査。
●休日 なし

■通常検査/即日検査
●上記

■検査予約
●上記

■利便性は?
平日が月に4回、夜間が月に1回、まずまずと言う感じでしょうか。でも、仕事のやりくりつけて行くのは大変でしょうね。

 

9.福岡市(146.4万人)

■検査日時
●平日 市内7ヶ所で原則毎週1回。一部週2回。
●夜間 博多区のみ毎月第2、第4水曜日(16:00~18:00)
●休日 中央区のみ毎月第2日曜日

■通常検査/即日検査
●中央区のみ即日検査、他は通常検査

■検査予約
●中央区の即日検査のみ要予約

■利便性は?
ざっくり言えば平日の午前中だけしか検査をやってない感じです。夜間、日曜対応は少ないですね。福岡市の人口からするとHIV検査を受けたくても都合がつかない人が多いのではないでしょうか。

 

10.大分市(47.4万人)

■検査日時
●平日 毎週月曜日
●夜間 毎月第3月曜日(18:00~19:30)
●休日 なし

■通常検査/即日検査
●即日検査

■検査予約
●要予約

■利便性は?
ここも地方都市の典型的なHIV検査だと思います。月に1回だけですが夜間検査があること、即日検査を実施していること、これだけでも助かっていますね。

以上、今回は10都市における保健所のHIV検査の現状を調べてみました。当然と言えば当然ですが、どこも平日の昼間がメインです。病気で病院に行くならともかく、自覚症状のない状態でのHIV検査は仕事を休んでまで行くのは大変ですね。

しかも通常検査だと2回保健所に行く必要があるので、余計に利用し辛くなります。せめて即日検査をもっと普及させて欲しいですね。これも人件費、コストの問題でしょうか。

保健所に行けば無料だと分かっていても、仕事を休む、往復の時間がかかる、そうしたことを思えば有料でもHIV検査キットを使いたいという気持ちもよく分かります。

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